The last photo of the entire Kusserow family, persecuted for being Jehovah's Witnesses. Bad Lippspringe, Germany, ca. 1935.

「国家の敵」

ナチスの嫌悪の主な標的はユダヤ人でしたが、迫害された集団は、ユダヤ人だけではありませんでした。他の個人や集団も、「望ましくない人々」と「国家の敵」と見なされました。ナチスは、政治上の反対者たちの声を押さえ込んだ後、他の「部外者」に対する恐怖政治をエスカレートさせていきました。

ユダヤ人同様、ロマ族(ジプシー)も「非アーリア人」であり、したがって人種的に「劣っている」としてナチスの標的にされました。ロマ族たちはドイツに1400年代から住んでおり、何世紀もの間、偏見に苦しんでいました。また、彼らは1933年よりはるか以前から、公の差別の被害者となっていました。ナチス政権下では、大都市のロマ族(ジプシー)の家族は、一斉検挙され、指紋と写真を撮られ、警察監視の下で特殊な収容所に強制的に住まわされました。

エホバの証人は、小さいキリスト教グループの成員ですが、人種的理由ではなく信条のために犠牲になりました。証人たちの信条では、軍隊に入ることと、旗に敬礼することで政府への服従を示すこと、そしてナチスドイツで「ヒトラー万歳」と叫ぶことは禁じられていました。ヒトラーが政権を取ってすぐに、証人たちは強制収容所に送られました。収容所に送られず残った人たちは、大部分が職を失い、社会福祉の恩恵にあずかれなくなり、市民権をすべて失ったのです。それでも、証人たちは、集会、布教活動、そして宗教的パンフレットの配布を続行しました。

ナチスは、同性愛者も行動に問題があるとして弾圧しました。ナチスは、同性愛関係を「異常」で「男らしくない」行動と見なしました。これは、子孫を生み出さないことから、「アーリア人」が増えることを奨励するナチスの政策にとって脅威だったのです。ヒトラーが政権を取った直後、突撃隊(SA)が同性愛クラブを襲撃し始めました。多くの同性愛者が逮捕され、強制収容所に収容されました。何十人もの十代の若者が、この集団に含まれていました。

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